アームレスリングおける吊り手のコツとは?
2014/11/17
こんにちは、下屋敷です。
私はアームレスリングの元21歳以下での日本代表や、高校生の全国大会で優勝経験を持っています。
今回の記事では、そんな筆者が、アームレスリングおける「吊り手」のコツについて、お話させていただきたいと思います。
アームレスリングにおけるつり手とは?
アームレスリングには、大きくまとめると、主な戦法として二種類の戦法があります。
その一つが、主に自分の腕の力が最も重要である、「かみ手」という戦法です。かみ手は、「力が強いほうが勝つ」という力の勝負になります。
人は、筋肉の繊維の本数でMAXの筋力が決まっていると言われています。なので、同じ筋トレで同じ時間鍛えたとしても、かみ手を使うと筋力のMAX値が高いほうが、ほとんどの確率で勝ちます。
男なら、小細工など無しに、正面からぶつかって勝ったほうがかっこいい、と思うはずです。けれど、アームレスリングの世界で、そのような物は通用せず、勝つことは難しいです。それが通用するような筋力を持つ人は、ごくまれです。
もう一つの戦法が、今回の記事の主役の、「つり手」です。こちらは、腕の力だけで勝敗が決まらないと言っても過言ではありません。
このつり手を使えば、自分より一回りも二回りも体格が違う相手でも、簡単に勝つことができてしまうのです。
スポーツ全般では、身長や筋力はたくさんあるほうがいいものが多く、本当に上を目指すなら、もはや身長や筋力はあって当たり前のステータスだと思います。けれど、アームレスリングは体格が恵まれなかった人にも勝機があるし、努力で才能を上回る事が出来るスポーツです。現に私の師匠は、私より一回りも小さいです。腕の大きさも私のほうがかなり大きく、見た目だけなら負けるはずがないような感じです。
しかし、私は師匠には一度足りとも勝った事がありません。
技術だけで上回ってるのではなく、筋力でも私が負けていると思います。このように、本格的にアームレスリングをしているアームレスラーには、体格・見た目などの常識は通用しないなのです。
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つり手の方法は?
まずは、こちらの方の動画を参考にしてみてください。つり手だけではなく、かみ手についても説明してくれています。
ここで説明されているように腕を動かせば、素人でも、かみ手やつり手は使うことが出来ます。覚えておいて損はないでしょう。
元21歳以下日本代表が言うつり手のコツ
次に、私からもコツについてお話したいと思います。ただ、これに関しては、論点が十人十色です。「これが絶対に正しい」というものでないので、その事についてはご注意ください。
つり手は、まず「スタート」が一番の肝となります。
スタートでかみ手にかまれてしまっては、力がないとつり手の一番のよさが発揮されません。なので、「スタートのコツ」として、「早めに軽く力をかけること」をオススメします。
大会などに行って経験を積めば、スタートのタイミングは大体勘でわかってくるので、早めのスタートを心がけるようにしましょう。力というのは、溜めが出来て、一発の力が最大限に発揮されます。なので、スタートの合図の前には、もう溜めが完了している状態にすることがコツです。
これは、誰でもいいので何回も練習すれば身につきます。地道な練習が大切です。
スタートでつり手が決まり、相手の手をめくる事ができたら、後はこっちのものです。全体重をかけてマットにたたきつけるもよし、そこから応用テクニックを使って有利に試合を進めるのもよしです。つり手でつられて決まると、一瞬力が抜けるような感覚になるので、決まった瞬間に全体重や全力で腕を倒す事を私はおススメします。
私はこのようなテクニックを使い、全国大会や日本代表を決める大会などで勝っていくことができました。
この記事の冒頭でお伝えしたように、つり手を極めると、勝つことができないような筋力差でも勝つ事が可能になります。そのため、あまり筋力に自信がない方におススメです。
アームレスリングは
・力がなければいけない
・体格が恵まれているから有利
ということがなく、車椅子の方の日本チャンピオンや、世界チャンピオンも存在します。
体格に恵まれずにスポーツが嫌いな方や、「結果が出ないからやりたくない」などという方は、一ヶ月アームレスリングの筋トレをしてみてください。自分の力が倍になるのが体感できます。まめにトレーニングを積んでいけば、必ず強くなれるのも、アームレスリングの楽しさの一つです。
肉食系男子が減りつつある現状ですが、暑い男の戦いを是非楽しんでみてください!!
☆アームレスリングのトレーニング方法についてもお話しています。
⇒ アームレスリングでオススメのトレーニング方法とは?
☆下記の記事では、「アームレスリングで強くなるためのコツ」について、お話しています。
⇒ 元日本代表が語る – アームレスリングで強くなるためのコツとは?
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