味噌の種類と使い分け！地域ごと使う味噌が違う！？

こんにちは、よしこです！！

少しずつ気温も上がってきて、
熱中症にも気を付けなければならない時期になってきました。

近所の八百屋さんで、
味噌汁が熱中症対策にいいよ！
と聞いたことがあります。

美味しく熱中症対策ができれば、
嬉しい限りですよね。

そんな、これからの季節に活躍してくれそうな味噌について、
今回はご紹介していきます。

味噌の原料とそれぞれの主な用途

豆味噌

豆味噌とは大豆と食塩と水だけで作られた味噌で、
八丁味噌や三州味噌、名古屋味噌、赤味噌などを指します。
どれも色が濃いのが特徴です。

その生まれは愛知県とされていますが、
愛知県と言えば、「味噌カツ」が有名ですね！

甘みが控えめで旨味と渋味が強いので、
味噌汁に使うよりも、そういった料理や味噌田楽などに使う方が、
豆味噌の良さが活かせます。

また、豆味噌は腸を刺激することから基礎代謝が良くなり、
朝食で使うと良いと言われていますよ！

麦味噌

麦味噌は麦麹を使った味噌で、
塩分が低く、香りや甘みが強い味噌です。

瀬戸内麦味噌や島原味噌、薩摩味噌などがあり、
色はそこまで濃いものはありません。

最大の特徴は、
味噌汁を作るときに濾す必要があることです。

濾さない場合はお椀の底に黒い筋が入った麦が沈殿します。

米味噌

米味噌は大豆と米を使った麦で、
信州味噌、西京味噌、讃岐味噌など、
北海道から四国まで広い範囲で使われている味噌です。

大豆を煮てから作る色の薄いものや、
大豆を蒸してから作る色の濃いものなどさまざまで、
甘みや辛みの強さはまちまちです。

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地域別に使用する味噌と味噌を使ったおすすめ料理をご紹介

北海道地方

北海道で使われる北海道味噌は米味噌で、
辛口なのが特徴です。

塩分が控えめでクセが少なく、
他の地方の人が食べてもすぐに受け入れられる味です。

おすすめ料理はズバリ石狩鍋！
鮭との相性バッチリなその味、
冬には食べたくなりますよね。

東北地方

東北地方では赤色で辛口の米味噌がよく使われます。
その中にも種類があり、
津軽味噌、秋田味噌、仙台味噌、会津味噌が有名です。

魚を使った味噌汁、味噌田楽などにおすすめです。

また、きりたんぽに塗ったり、
納豆に混ぜたりと、
様々な食材と相性がいいので、
オリジナルレシピを考案する楽しさも味わえる味噌です！

中部地方

中部地方では淡い色や赤色の辛口米味噌が使われています。
淡色の味噌では長野県の信州味噌（生産量日本一！）や石川県の加賀味噌が有名で、
赤色の味噌では新潟県の越後味噌、佐渡味噌が有名です。

味噌の生産日本一なだけあって、
合う食材も様々です。
サバの味噌煮や野菜炒め、
ふき味噌などにも合いますし、
味噌汁はこれこそ日本の味噌汁の味、
と感じてしまいますね。

関東地方

関東は辛口の麦味噌が主に使われていて、
江戸甘味噌という味噌があります。

その名の通り、甘みが強く、
味噌汁に使うより、
味噌田楽や土手鍋、味噌漬けなどに使うのがおすすめです！

東海地方

東海地方でも静岡県は米味噌を使用しますが、
愛知県、三重県、岐阜県は東海豆味噌を使うのが主流です。

中でも八丁味噌が有名で、
甘みの少なさと渋味が特徴で、
味噌カツ、味噌煮込みうどん、土手煮、
味噌田楽などで使用するのがおすすめです！

関西地方

関西地方は西京味噌（関西白味噌）が主に使われていて、
白い色で甘みが強いのが特徴です。
また長期保存ができません。

調味料としての側面が強いのですが、
京都のお雑煮には欠かせない存在で、
西京漬けなども有名ですね。

中国地方

中国地方は麦味噌と米味噌の両方が使われていて、
広島県の府中味噌という白色の甘めの米味噌、
山口県や広島県、愛媛県の瀬戸内麦味噌という
さらっとした甘みが特徴の麦味噌があります。

実は私の出身は山口県で、
祖母が作ってくれる味噌汁が大好きでした。
麦味噌を使っていて、
祖父が釣ってきた魚や畑で採れた野菜がたくさん入った味噌汁は、
いつもおかわりをしていました！

あとは母の得意料理の茄子のしぎ焼き。
甘めの味噌が茄子と絡んで、
絶品ですよ！

四国地方

四国地方の味噌は、
麹の歩合が多く甘口なのが特徴です。

徳島県の御膳味噌や香川県の讃岐味味噌などがあり、
共に味わい深い味噌です。

味噌汁もおすすめですが、
味噌田楽やねぎ味噌などに使うのもいいですよ！

九州地方

九州地方は麦味噌が多く使われていますが、
北部九州では麦と米の合わせ味噌が主流です。

九州麦味噌が有名で、
淡い色で甘口なのが特徴です。

甘めの味噌汁が出来上がるのが特徴ですが、
関東地方の味噌汁に慣れている人は、
甘すぎて食べれない！と思う人もいるとか・・・。

そういう人には、
もつ鍋に使ってみるのがおすすめです！
もつの甘みとの相性が抜群ですよ！

さいごに

読んでいてお気づきになった人もいるかと思いますが、
各地の味噌について調べていると、
おすすめのレシピに“味噌田楽”を挙げている味噌が多かったです。

味噌の味をダイレクトに味わえるので、
色々な味噌を買ってみて、食べ比べをするにはおすすめの調理法かもしれませんね。

ゴールデンウィーク後半に山口県に帰省する予定なので、
いつもは何気なく食べている味噌汁も、
少し味わいながら食べてみようと思います。

私も家族も、
果たしていつも食べている味噌汁との違いに気づくことができるのか・・・！？
今から楽しみです！

ここでは語りきれなかった味噌の魅力はこちら、
みそ健康づくり委員会でチェックしてみてください！
面白い発見がありますよ！

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