海月（クラゲ）に刺された時の症状とは！かゆいの？痛いの？

photo by:ミズクラゲ / noriqnub

こんにちは　ひなです。

さて・・・梅雨が開ければ
待望の海水浴シーズン到来！ですね。

でも海で気を付けなければいけないことがたくさんあります。

熱中症もそうですし、磯に行くのなら岩や貝などで足を切ったりしないように、必ずサンダルを履くなどの準備が必要です。

また海といえば

「海月（クラゲ）」

甘く見ている人もいますが、
クラゲの毒は以外と強く、
痛み、痒み、また水泡を持ってしまう事もあります。

海に行く前に、海月に刺された時の症状を知っておきましょう。

今回は、クラゲに刺された時の症状について、お話ししていきたいと思います。

海月（くらげ）とは？

まず、海月についてよく知っておくべきですね。

海月というのは、プランクトンの仲間として、海中で浮遊して暮らしています。

ゼラチン質の体はふにゃふにゃと柔らかく、透明なので、気がついたらそばにいた・・・という場合が多いようです。

海月の多くが笠のようなものを持っています。

触手を利用して捕食して食べ物を得ていますが、この触手に毒があるのです。

海月は非常に種類が多く、刺されてもあまり症状が出ないものもありますが、かなり痛みが強いものもありますし、全身に激しい痛みをもたらす場合もあります。

毒性が強い海月の場合、呼吸困難など危険な症状を引き起こすものもあるため、注意が必要なのです。

海月の種類によって毒が違う！種類別の症状

海月の種類によって、毒の強さが違います。

• 種類と毒の違い
• 刺された場合の症状

などを理解しておきましょう。

強い痛みがある（命の危険性はない）クラゲ

アンドンクラゲ

・Google画像検索で画像を見る

電気系の海月です。
6月から9月頃に発生することが多く、暖かい浅瀬に多い海月です。

行燈のような傘を持ち、4本の鞭のような触手をもちます。小型の海月なのですが、刺されるとピリピリ痛みます。

体長は3cm位ですが触手の長さが20cmくらいあります。

アカクラゲ

photo by:アカクラゲ Japanese sea nettle / ume-y

放射線状の赤い縞模様が16本あるのが特徴的な海月です。触手は長いのですが、すぐちぎれます。

刺されるとやけどのようなひりひりした痛みがあり、みみずばれのような跡を残します。

稀に呼吸困難を起こしてしまう危険性がある海月です。体長20cm位です。

カギノテクラゲ

名前の通り鍵の手のような触手を持っています。日本列島全域に生息している毒性の強い海月です。

刺された時、それほど痛みがありません。しかし、刺されて1時間ほどすると筋肉痛のような痛み、しびれ、さらにひどくなると呼吸困難を起こす危険性があります。

体長が2cm程度しかないので、刺されたことに気付かず、後から強い症状が出ることもあります。

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激痛が走る（命の危険性がある海月）

カツオノエボシ

photo by:Portuguese man o’ war / joi

このカツオノエボシはよく「電気海月」と呼ばれています。

電気系の海月で、刺されると電気が走るような激痛が襲います。触手に触れた部分が赤くみみずばれのようになり、この激痛で一瞬にして亡くなったという例もあるくらいです。

一般的に電気海月と呼ばれていますが、実は海月の仲間ではなく、ヒドロ虫という生物の仲間です。

世界各地の「暖かい海」に生息し、大群になっていることも。自分では推進力を持っていないため、波に漂っているか、浮き袋を利用して風を受けて移動します。

体長はそれほど大きくありませんが、触手が非常に長く、平均して10m！ 長いものになると50mとなるといいますので、近くにいなくても触手が伸びている可能性もあります。

とにかく、近づかないこと、見つけたらレスキューなどに必ず伝えてください。

ハブクラゲ

・Google画像検索で画像を見る

沖縄など暖かい海に生息しているハブクラゲは、ハブと同じような猛毒を持っているということでその名がつけられました。

青みがかった透明な体なので、海と同化し、水中眼鏡で覗いてやっとわかるくらいです。海面から見つけるのは困難で、とても厄介な海月です。

通常海月というのは泳ぎが苦手なのですが、ハブクラゲは遊泳力が非常に強く、人が歩く程度の速さで泳ぐことができる器用な海月です。

あっという間にそばまで来てしまうので、見つけたらとにかくその場を即離れる対応を！

世界中の海で恐れられているほどの海月で、沖縄本島や石垣島などでは、ハブクラゲが入ってこれないように「ハブクラゲ侵入防止ネット」が貼られているくらいです。

傘の直径は10cm位ですが、触手は1.5mほどありますので近くにいなくても注意が必要です。

海月（クラゲ）に刺された時の症状とは！かゆいの？痛いの？

海月は毒を持っているものと持っていないものがいます。毒を持っている海月の場合、触手に触れることで発症してしまいます。

この触手には毒液と共に、その毒液を刺すための糸のようなものを含んだ「刺胞」という袋状のものがあり、人がこの触手に触れると刺胞が刺さり毒液が注入される……という仕組みになっています。

それでは、これから「刺された場合の症状」についてお話していきます。

海月に刺された！その症状とは？

毒性が強くない場合

• ピリピリする
• やけど様な灼熱感がある
• みみずばれになる
• 水泡ができる
• ちくちくする

毒性が強い場合

• 電気が走るような激痛
• 全身倦怠感
• 頭痛
• 吐き気
• 呼吸困難
• ショック状態

このような症状が起きます。

ただ、その人の体調によって、毒性が強くない海月でも刺されたことによって呼吸しにくくなったり、吐き気があるなど症状は、人それぞれという場合もあります。

• ちくちくする
• ひりひりする
• みみずばれになっている

などが分れば、レスキューの待機場所へいって、見てもらいましょう。

レスキューの方々はクラゲについての知識を持っています。どう対応すればいいかわかっていますので必ず見てもらいましょう。

またレスキューへ行くことで「クラゲが海にいる」という事を知らせることができます。

終わりに

私が暮らす地域の海では、「お盆過ぎに海に入ると海月に刺される」と言われてきました。

現に子供の頃、お盆過ぎに海に入り海月に刺されたことがありますが・・・最近はお盆過ぎという時期じゃなくても、海月に刺されるという被害があると聞きます。

やはり海水温の上昇など、地球環境の変化などが影響しているのでしょうか。

海では楽しく過ごしたい、それに出来る限り長く夏を楽しみたい・・・という気持ちがありますね。

でも、もし「クラゲに刺された」などの情報を得たら、やっぱり海に入らないようにした方が安全です。

特にお子さんはクラゲの症状が強く出てしまう事も多いので、情報があれば入らない、またお盆を過ぎた海はクラゲが多いことがあるので出来る限りの注意をして、「大人が付き添って海に行く」という事がポイントになると思います。

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