光老化の対策方法とは? 予防に効果的な栄養素などのケア方法
2017/08/19
こんにちは、くるみです。
紫外線の影響によってお肌が老化する「光老化」。お肌の老化を防げるとあれば、何としてでも防ぎたいですよね。
光老化のメカニズムについては、次の記事で詳しく説明していますので、もしよろしければご覧ください。⇒『光老化とは? 肌・皮膚への影響とメカニズムを解説』
今日は、光老化を防ぐ方法についてお伝えしていきます。
紫外線についての知識
紫外線とは、太陽光線の一部で、目に見えない光のことです。
その波長の長さの違いから、紫外線は以下の3種類に分類されます。
- UV-A
- UV-B
- UV-C
このうち、最もエネルギーが強く危険なのはUV-Cですが、オゾン層によって遮蔽されているため地表には届いていません。
紫外線対策をする上で押さえておきたいのは以下の点です。
- 紫外線は、曇りの日でも晴れの日の6割以上、雨の日は2割程度の量が照射されている。
- UV-Aは年間を通じて照射量に大きな差はない。
- UV-Bは夏(5月~8月)に多く照射される。
- 1日の中で11時~13時が最も紫外線の量が多い。
- 標高が高い程、紫外線は増加する。
- 屋内には屋外の1割以上の紫外線が存在する。
- 紫外線の反射率はコンクリートや土の地面では1割程度、新雪では8割にも及ぶ。
- 紫外線はガラスや水を通過する。
- 日陰であっても、紫外線が減少するのは5割程度。
UVカット加工されたガラスなら良いですが、そうでないなら飛行機の窓際の席は危険ということになりますね。また、紫外線の照り返しを考えると、特にスキーなんかでは注意しなくてはいけません。
紫外線についての正しい知識を身につけることで、正しい対策をとれるようになります。
スポンサーリンク
紫外線を対策する方法
直射日光を浴びない
紫外線対策の第1歩としては、
まず紫外線を直接浴びないことです。
日陰でも紫外線は半分しか減りませんが、全て浴びるよりははるかにましです。
屋外に出る時には日陰になる場所を選んだり、日傘を利用するなどして紫外線を防ぎましょう。肌の露出をおさえることも大切です。
また、紫外線が多い時間帯(正午前後)の外出を避けるだけでも紫外線によるダメージは軽減します。
日焼け止めを正しく使う
SPFとPA
日焼け止めには、よく「SPF」や「PA」といった指標が書かれていますよね。それぞれ、何を表しているのでしょうか。
SPFとは「Sun Protection Factor」で、UV-Bを防ぐ能力のことです。10や20といった数値で表されます。
PAとは「Protection grade of UV-A」で、UV-Aを防ぐ能力のことです。数値ではなく+~+++までの3段階で表されます。
日焼け止めの数値や+の数というのは、日焼けを防ぐ強さを表しているのではなく、「日焼けするまでにかかる時間をどれだけ長くできるか」ということを表しています。
ですから、数値が大きければ良いというものでもなく、SPFは30を超えると効果はほとんど変わらないそうです。数値の大きいものを選ぶより、用途によって使い分け、こまめに塗り直すことの方が重要です。
日焼け止めの塗り方
- 外出する直前ではなく、20~30分前に日焼け止めを塗り、肌になじませておく。
- 薄くのばさず、肌にのせるようにしてムラがないように塗る。
-
汗などで知らず知らずのうちに落ちてくるので、2~3時間ごとに塗り直す。
食べ物で紫外線の害をおさえる
紫外線が皮膚にあたると、活性酸素が増えます。この活性酸素の影響により、コラーゲンが破壊されるといった「光老化」の現象が起こるのです。
「光老化」の対策としては、まず紫外線から肌を守り、この活性酸素を作らせないことが第一。ですが、すでに作られてしまった活性酸素に対しては、食べ物で対策することができます。
活性酸素を無害な物質に変える働きを「抗酸化」と言いますが、抗酸化力の高い栄養素を摂ることで、紫外線の害を抑えることができるのです。
抗酸化力の高い栄養素とは?
栄養素 | 効果 |
---|---|
ビタミンE | 活性酸素の働きを抑える |
ビタミンC | 細胞の代わりに酸化されることで細胞を守ると共に、抗酸化効果のなくなったビタミンEを再生させる |
ビタミンA | 抗酸化力が非常に高く、免疫も高める |
亜鉛 | 抗酸化酵素の構成成分となる |
セレン | 抗酸化作用があり、ビタミンEの働きを助ける |
ファイトケミカル | 植物に含まれる様々な抗酸化物質の総称。カテキン、ポリフェノール、セサミンなど |
紫外線を浴びてしまった時は、これらの栄養素を含む食品を積極的に摂りましょう。
ひとつの栄養素や食品に偏って摂るよりも、色々な栄養素、色々な食品をバランスよく摂る方が効果的です。
終わりに
いかがでしたか?
あらためて考えてみると、紫外線や日焼け止めについてはあまり知らないことも多かったように感じました。
「光老化」を進行させないために、正しく紫外線対策をしていきましょう。
スポンサーリンク
sponsors
更新情報はコチラから
@hmmm_spaceさんをフォロー関連記事
-
半身浴のメリット・デメリットは?美容への効果と注意点も
「半身浴」と聞くと、 とても美容にいいイメージがありますよね。 今回は半身浴の効 …
-
PC作業の目の疲れ対策まとめ!目に優しい明るさ・距離・高さは?
ディスプレイを見続けるパソコン作業には、「目の疲れ」がつきものです。目の疲れを完 …
-
夏の冷え症対策や、内臓型冷え性の特徴とは?漢方がいい?
どうも! ひなです。 だんだんと暑くなってきました。 ここ数年とんでもなく暑い夏 …
-
日曜日の夜に不安に・憂鬱になるあなたへ提案したい5つの解決策
こんにちは、下屋敷です。 社会人なら誰しもこんな事を経験しませんか? 日曜の夜に …
-
肩こりに効く簡単なストレッチ・体操方法10個まとめ
肩こりの解消方法はたくさんありますが、中でもストレッチ・体操は効果的であり、しか …
-
石鹸シャンプーでかゆみが出る原因と対策
こんにちは、くるみです。 石鹸で洗髪するのは、頭皮や髪の毛の健康のためにとても良 …
-
体臭と食べ物の関係や対策とは?魚やヨーグルトで臭くなる?
こんにちは! 朝はちょっと肌寒く、昼は暑い・・・ 体調管理が難しい季節です。 今 …
-
石鹸で髪(頭)を洗う効果とは? 頭皮に良い?悪い?
こんにちは、くるみです。 最近、石鹸での洗髪を始めた私。髪はシャンプーで洗うのが …
-
体を洗うのはタオル?素手?優しい洗い方で汚れは落ちるのか!?
こんにちは、よしこです! 今どきの美意識の高い人は、 体を素手で洗うってご存知で …
-
牛乳石鹸で洗顔!毛穴汚れは?赤箱と青箱の違いは?
こんにちは、くるみです。 牛のイラストでおなじみの「牛乳石鹸」。誰もが一度は使っ …