ヘルパンギーナ感染の症状とは?大人と子供の違いは?
2015/07/03
こんにちは ひなです!!
学校や保育園が始まり、登園・通学していく元気なお子様たちをみると、健康って大事よねって深く思うひなです。
知り合いのママは共働き。お子さんが3人いて、「学校が始まるのはいいんだけど、また病気もらってくるんだよねぇ」
と、ぼやいていました。
そうなんですよ。
保育園や学校で何かの病気が流行ると、家族全員に移ってしまう可能性もあるので、いつも気を付けていないとならないんですよね。
でもどんなに気を付けていても
感染してしまうことだってあります。
今回は、これから夏にかけて多くなっていく『ヘルパンギーナ』について、深く掘り下げてみようと思います。
ヘルパンギーナとは?
夏、お子さんに流行しやすい夏風邪をヘルパンギーナといいます。特に乳幼児に発症が多いウイルス感染症です。
大元となる原因ウイルスは、
『エンテロウイルス』と呼ばれる種類のウイルスです。
このエンテロウイルス属の中でも、ヘルパンギーナの場合、「コサッキーウイルス」と呼ばれるものが発症原因となることが多いのです。
エンテロウイルス属の潜伏期間は?
感染してからの潜伏期間は2日から5日くらいです。
この潜伏期間内に何か自覚症状が現れればいいのですが、自覚症状がほとんどないため、感染が広がりやすいといわれています。
感染して2日から4日くらいで発症します。回復期となってもウイルスの排出は継続していますので、回復期であっても二次感染を予防する対策が必要です。
感染経路は?
感染から発症した時点でウイルスが排出されはじめ、回復期になっても『2週間~3週間以上!!』ウイルスが「便」から検出されることも多いのが特徴です。
お子さんがかなり元気になっても、便からはウイルスが排出されている可能性も高いです。そのため、乳幼児が感染した場合、抵抗力が低くなっている人は二次感染の恐れがあります。
そういった方がおむつ交換するなどの場合、やはり使い捨ての手袋などを利用する方が安全です。
もちろん、体が弱っていなくても、おむつ交換の後、しっかり手洗いを行い、除菌することは当然です。
主な感染経路としては・・・
- 糞口感染(便に触れた手から体内に侵入する感染)
- 飛沫感染
- 接触感染
がありますので、おむつ交換以外も、お子さんと密接に接触するお母さんやお父さんはマスク着用を!!
ヘルパンギーナの症状は?
ヘルパンギーナに感染した場合の症状、その最大の特徴は
「口腔内を中心に水泡ができたり強い炎症を起こす」
という点です。
ヘルパンギーナの原因ウイルス、コサッキーウイルスなどが口腔内、喉、腸管などで増殖するため、増殖が激しい場所ほどその症状が強くなります。
- 発熱・・・38度以上、39度以上40度近い高熱の場合も
- ただれ、水泡・・・口腔内に水泡ができる、口内炎ができる
- 炎症・・・喉、口蓋に激しい炎症
- 倦怠感・・・高熱によって全身の倦怠感、関節の痛み
こうした症状があります。
稀にかなりの高熱になってしまい、熱性痙攣を起こしてしまうこともありますので、お子さんの熱が高い場合、目を離さないようにしましょう。
水泡やただれ、炎症はかなり痛みを伴います。唾液を飲み込むことができないくらい痛いです。
またこの水泡については、「口腔内の上あご・咽頭周辺」に多くみられます。そのため、お子さんの口の中、喉をみて水泡があればヘルパンギーナの可能性があります。
水泡は多数発生することが多く、直径2ミリ以上の水泡ができますので、しっかり確認できるはずです。
お子さんの口腔内や喉を確認する場合、接触感染、飛沫感染についても感染経路といわれていますので、必ずマスクをする、直接手で触れないようにしましょう。
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大人と子供の違いは?
子供がこうしたウイルスによる病気を発症すると、どうしても一番近くにいるママに感染してしまうケースが多いです。
ただママに感染してしまうと、家族も大変になってしまうので、出来る限り感染しないように努めましょう。もちろん、パパも。
子供が感染しても、喉が痛い、熱が出る、倦怠感があるなど、症状が強いので、かなりつらそうですが、子供は回復期に入ると途端に元気になっていきます。喉の痛みが取れれば、食欲も増し、元気になっていくスピードも速いです。
でも、大人が二次感染した場合、ウイルス種が複数存在することが考えられ、この場合、ヘルパンギーナが繰り返し発症してしまう可能性もあります。
また、大人が感染した場合、
「子どもよりも高熱が出る」など症状が重くなってしまうことも多く、気を付けなければなりません。
ヘルパンギーナの予防法は?
潜伏期間が長い、ということが特徴でもあるヘルパンギーナです。お子さんがもらってきたら、大人が感染しないように自己管理をしっかり行うことが必要です。
- マスクの着用
- 乳幼児のおむつ交換等で、使い捨て手袋を利用
- 抵抗力が落ちている人は近づかない
など、家族の中で感染者がでたら、とにかく二次感染しないようにこれらの予防をしっかり心がけることが必須です。
また、学校やご近所などでヘルパンギーナが流行っているということを知ったら、お子さんにも、ヘルパンギーナになると熱が出て喉も痛くて、とても苦しいのだということを理解させましょう。
手洗い、うがいをしっかり行い、マスク着用で学校へ行かせるなど、配慮が必要でしょう。
終わりに・・・
夏風邪って冬の風邪よりもずっと症状が重くて長引くイメージがあります。
「ヘルパンギーナに大人が感染すると、複数の種類によって感染が繰り返される事がある」と聞くと、なるほど、こういうことが理由で夏風邪の症状が長引くこともあるんだろうなと、納得です。
子供がウイルス性の病気をもらってきてしまうことは、学校等、集団生活の中で仕方のないことです。
ただ、子供が感染してしまったら、二次感染を起こさないようにしっかり気を配る、という事が大切ですね。
もちろん、こうした症状が出たら、病院へ行ってヘルパンギーナなのか他の病気なのかを確認し、然るべき治療を受けることが必要です。
特に、ヘルパンギーナの場合、
喉の炎症等が出てきますので、
抗生物質や炎症止めなどが処方されるでしょう。
また、熱が4日以上継続してる・・・という場合、「髄膜炎」などの合併症を起こしている危険性もあるので、
『必ずもう一度診察を受けること』
が大切です。
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