銀行はブラック企業？激務やノルマ等の精神的な負担・学閥について

どうも！ひなです！
みなさん今日も元気にされてますか？

テレビをぼーっとみていると、
毎年毎年、リクルートスーツの若者たちの
「厳しいです」という言葉や
「もう○社ダメでした」
なんていう言葉を聞きます。

バブル時代は大手企業に落とされても
就職できないということはなかったですよね。

受け皿が多かった時代とは真反対に受け皿が少ない時代ですから、今の学生さんは大変です。

今回は就職、その中でも銀行について
深く掘り下げていこうと思います。

破綻することはないといわれた銀行、証券、保険会社が破綻する時代です。
中でも今、銀行は激務だとかノルマがかなり厳しいなど厳しい勤務状況が話題となることがあります。

そこで
「銀行員の業務内容とは？」
「激務具合や精神的な負担について、学閥はある？」
「銀行はブラック会社なのか？」
というテーマでお届けしようと思います。

銀行員の業務内容とは？

まずは銀行員の業務内容と知っておきましょう。

【預金業務】

私たちに一番関係が深いのが預金業務ですね。

銀行口座にお金を預けたり、
必要なときにお金を引き出したり、
その口座を管理するのが預金業務です。

【貸付業務】

例えば個人が車を購入したいとか、子どもの学費に必要だとか、
またフリーな名目でお金を借りる場合の貸し付けも銀行の業務です。

もちろん企業にも
運転資金としてやそのほかの理由で
貸し付けを行います。

貸し付けを行うことで
融資に対する金利をもらい、
銀行側の利益としています。

融資にはもちろん貸し付けしたお金が
しっかり返済されるかどうかの審査があります。

その審査、また調査は
融資担当営業員が行いますので
重責を負うことになります。

【為替業務】

銀行での主な業務というと、
預金、貸し付けということになりますが、
そのほかに、為替業務も銀行の仕事です。

為替業務は債券決済、
債務決済などのための
振込、また送金等を行う仕事です。

私たちが利用している電気料金やガス料金等の
口座振替についても為替業務の一部です。

【その他】

貸金庫管理
手形引き受け
窓口業務

など、雑多な作業もたくさんあります。

激務具合や精神的な負担について、学閥はある？

【激務具合や精神的負担について】

銀行というと色々なノルマがあるといわれていますね。
銀行というと「倍返しだ！！」の半沢直樹を思い出します。

その中でも話題になったのが
年間融資100億というとんでもない額のノルマです。

こうしたノルマは支店の営業マンに配分されますが、
新人だからといって甘えは許されず、銀行マン1年生から少額でもノルマが課せられます。

また信託の販売も仕事のうちです。
投資信託というのは投資してくれる投資家から
集めたお金をまとめて運用の専門家に預けることで、
そのお金を増やしてもらいもその儲けを投資家に配分するといういわゆる金融商品です。

この投資信託についても、上司からいくら分販売してくるようにと言われることがあります。
これもいわゆる、ノルマということになりますよね。

上司から言われれば部下としては
とにかくこなさなければなりませんから。

クレジットカードについても、外回りの銀行マンが
「使わなくていいから作ってくれませんか？」
なんてよくお願いに来ますよね。

実はこのクレジットカードですが、
1枚作るごとに会社からキャッシュバックがあるという
銀行マンにとっては「稼ぎ口」なんですね。

利用しなくてもいいですよって言っても、
クレジットカードがあれば何かの際には利用することもあるでしょう。

銀行は利用があれば手数料が発生しますので
クレジットカードについてもやはりノルマが課せられます。

さらに定期預金を100万円分とるように
などの定期預金についての獲得も大きなノルマとなります。

だって・・・・このご時世、一定期間引き出すことができない定期預金をしようって思わないですし、昔のように金利が良くありませんから、無理して定期しようっていう人は少ないと思います。

銀行にとっては定期的にお金が入金され、
一定期間確実に銀行側にお金がありますので、
それを担保にして投資を行い銀行の資金を増加させることができます。

つまり、銀行にとって大きなプラスとなる事なので
結果、たくさんとってこい！！　ということになってしまうんですね。

こうして銀行マンの仕事を知ると、ノルマがかなり多く、
精神的に負担が大きい仕事、とわかります。

もともと性格が前向きな人で
営業が好き！！という人には
頑張れるもとになると思いますが、

消極的な人やコミュニケーションが苦手・・・
という人にとっては辛い仕事となりますね。

結局通常のお金を扱うという
責任ある仕事をこなしながら
ノルマもこなしていかなければならないという
精神的に負担の大きな仕事が多いというのが
現状のようです。

結果的に、
定期預金キャンペーンとか
達成月間などがあれば、
『激務』になってしまうということになります。

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【学閥について】

大手都市銀行にはもちろん、
地方銀行でも上位銀行となると
学閥が存在します。

学閥があるということは
同じ大学出身の仲間が多いということで、意識してグループを作るわけではありませんが、同じ出身校の仲間がいるという意識が、結局は何をするにしても力を合わせることにつながり銀行内でも有利に働くことが多いのです。

学閥以外の方が出世しないとか
決まりごとがあるわけではありませんが、
やはり、その銀行内で学閥からの出世者が
多いということはよく言われていることです。

気にするな・・・といっても、
やっぱり学閥じゃないということについても、
精神的な負担となることがあります。

仲間がいるといないとでは
仕事の上でも力関係に違いが出てくるのは
どの世界でも同じでしょう。

ただ学閥がない金融系企業もあります。
地方銀行の上位クラス以外、また信用金庫などです。

地方銀行でも上位ではない銀行の場合、学閥はほとんど存在しないといわれていますので、銀行系企業でも、ノルマやそのほか様々な精神的負担があっても、支店等全体の仲間意識が強く、働きやすいといわれています。

銀行はブラック会社なのか？

お金を扱う責任ある仕事の上、ノルマなどもあり人間関係も難しいといわれる銀行です。
ブラック企業といっていいほど精神的にきつい仕事だという方もいます。

学閥が大きく幅を利かせる世界であることは間違いなく、
その中で生き残っていけるのかどうか
それは大きな課題だろうと思います。

どの業種もそうですが、
仕事をするということは責任が付いてまわります。

銀行の場合、仕事によっては多大な損益を与えてしまう可能性も含んでいます。例えば、融資先の選択など。

それに、無理だろう？　と思うくらいのノルマを課せられて、結局退職したという銀行員の話も聞いたことがあります。

銀行の合併なども多く、
合併先でも元の銀行のどちらが
銀行として強かったかによって
内部で銀行員同士の精神的ないじめが
あったという話も聞きます。

それでなくても心に負担が大きな仕事ですから、
そこでリタイアした方も多いといいますね。

でも考えようによっては
ノルマを積極的に達成し、
大きな仕事をこなし、
試験をうけてのし上がっていくことも可能な
仕事だということもいえます。

頑張る力があれば
学閥に関係なくどんどん位をあげていくことだって
可能な業務ということになります。

銀行の業務内容が苦痛に感じる人にとっては
ブラック企業かもしれません。

でも逆に、
絶対にこなしてやる！という強い意志をもち
仕事をしっかりこなしていけば、自分にとって素晴らしい仕事になるということも言えるでしょう。

銀行に就職したことで
就職しなければきっと一生わからなかった
世の中の仕組みを理解できた
という若い銀行員もいます。

仕事への情熱、やる気をしっかりもって取り組めば
決してブラック企業ではないのです。

終わりに

今就活をしている学生さんたちには
公務員が人気のようです。

長く続いた不況の時代を肌で感じてきた
若い世代は「安定」を強く求めるようになったんですね。

私たちが若い時には
公務員になりたいという人は少なく、
民間企業が人気でもちろん大手銀行は花でした。

でも今も東大や京大などのレベルの高い大学から大手都市銀行への就職が多く、地方銀行でも上位銀行には一定のレベル以上の大学、いわゆる学歴フィルターでふるい落とされなかった学生が就職しています。

ランキングにも大手都市銀行2社がランキングしています。
株式会社学情　2015年卒就職人気企業ランキング

こうした状況を見てみると、公務員が人気といわれるこの時代でも、銀行はバブル時代同様、安定性のある魅力ある企業として就活学生にとって憧れの企業であることは間違いないでしょう。

ブラック企業か優良企業かは、結局、働いている銀行員がどう感じるかによって、違いが出てくるのではないか？　と感じます。

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