日本のカエルには毒を持つ種類は居る？人間や犬への影響とは？

こんにちは、よしこです！

美しい花に棘があるように、きれいなキノコには毒があるように、鮮やかで美しいカエルにも毒があったりします。

よくテレビ番組で紹介されているのは、赤や黄色の鮮やかなカエルで、日本にはいないような種類ですよね。

しかし・・・

これからの時期、カエルの活動が活発になりますが、一体どんな毒を持つカエルがいるのでしょうか！？

日本に生息するカエルには毒を持つ種類がいる？

結論から言いましょう。

日本のカエルも毒を持っています！！

では、日本に住む毒をもつカエルを紹介していきます。

ヒキガエル

ヒキガエルは日本には４種存在します。

アジアヒキガエル

沖縄県北部・北大東島・南大東島に生息。体長６～１２ｃｍ。体の色は赤やオレンジ、黄色、褐色など様々

ニホンヒキガエル

日本各地に生息。体長６～１８ｃｍ。体の色は褐色、黄褐色、赤褐色など

ナガレヒキガエル

紀伊半島から北陸地方に生息。体長７～１７ｃｍ。体の色は緑褐色や黒褐色

オオヒキガエル

小笠原諸島・石垣島・北大東島・南大東島に生息。体長９～２４ｃｍ。体の色は多種多様にある

ヒキガエルは、手で持ったり棒などで触れると、後頭部にある耳腺から毒を出します。また背中にあるイボからも有毒の粘液を出します。

アマガエル

日本で一番よく見かけるカエルですね。体長は３～４ｃｍで、鼻筋から目、耳に掛けて褐色の太い筋が通っているのが特徴です。

通常、色はお腹が白、背中が黄緑色ですが、背中は敵から身を守るために、黒っぽいまだら模様の灰褐色に変えることができます。

ではこれらのカエルの毒がどのようなものなのか、これから見ていきましょう。

人間への影響とは？

ヒキガエルの毒

万一触れてしまったら、接触性皮膚炎を発症します。また、もし口に入ってしまうと、幻覚作用があり、時には吐き気や痺れなどを発症します。

ヒキガエルに触れてしまったら、できるだけ早く手を洗うことが大事ですね。ヒキガエルに触れた手で何か食べてしまったら大変です！！

そしてヒキガエルは、耳腺から毒を吹き飛ばすこともあるそうです。そして、その毒が万一目に入ってしまうと、とてつもない痛みで目が開けられなくとのこと。その場合は、すぐに眼科へ行かれることをおすすめします！！

アマガエルの毒

アマガエルの毒は体を覆う粘膜の中に含まれています。

ただしヒキガエルと違って、触れただけでは特に問題はありません。しかし、アマガエルに触れた手で傷口に触れたり、目や口を擦ったりすると激痛がはしります。

また、目にその毒が入った場合は、失明することもあるというから驚きです。

アマガエルも触れてしまったら必ず手を洗うようにすることが大切ですね。

もし少しでも異常があれば医師に相談しましょう。

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犬などのペットへの影響とは？

人間もカエルの毒で体調を崩すのですから、犬などのペットも、カエルの毒により体調を崩すことがあります。

特にヒキガエルによる中毒が多いようです。

犬がもしヒキガエルと戯れているのを見つけたら、すぐに止めさせることが大事です。また、もし口にヒキガエルをくわえていたなら、口の中を水で洗い、すぐに病院へ連れて行きましょう。

ペットにとってはアマガエルの毒は大丈夫なようですが、もし触れたりくわえた場合は、いつもより小まめに様子を気にしてあげるといいでしょう。

世界最強クラスの強烈な毒を持つカエルとは？

この美しいカエル・・・。

名前はモウドクフキヤガエルといいます。

人間の致死量が０．１～０．３ｍｇと言われる毒素“バトラコトキシン”を持ち、万一それが体内に入ると、心臓発作が起きます。

ただしこのカエルはコロンビアにのみ生息するので、日本に住んでいる限りは安心ですね。

さいごに

縁起がいいからとカエルの置物を集めるのが趣味という友達がいて、かわいいなぁ～と眺めていたのですが、まさか毒があるとは！！

人間は、仮にカエルの毒に触れてもすぐに対処が出来そうです。しかし、ペットは別。これからカエルが増える時期。ペットが接触しないよう、気を付けて見てあげなければなりませんね。

食用にもなり、薬にもなり、毒も持つカエル。

奥が深いです・・・。