蛍（ホタル）の生息地やオススメスポットとは？撮影方法や鑑賞マナーも！

こんにちは、おかんです。
梅雨の楽しみと言えば、
紫陽花や雨上がりの虹、そして蛍が舞う夜ではないでしょうか。

飼育されている蛍ではなく、
「自然の中で優雅に飛ぶ蛍を子供たちに見せたい！」

と、お考えの親御さんや、

「蛍のことをブログなどで紹介したい！」
という方も多数いらっしゃるのではないかと思います。

というわけで、今回は蛍に関するアレコレをご紹介します！

蛍の生息地、見頃は？

沖縄から北海道まで、日本全国で蛍は見られ、
見頃は“初夏”とされていて、温暖な地域ほど早い時季に飛び始めます。

じめじめと暑い日や、雨の降る前の、
日没から21時頃までが蛍鑑賞のゴールデンタイムです。
月が出ていないと最高です。

蛍の生息場所は周知の通り、
汚染されていない綺麗な川や、田んぼ付近です。
中でも水草や苔が豊富で、餌となるカワニナが多く、木陰が風や光を遮っている場所は蛍にとって最高の環境となります。

しかし、どういう訳か、
私の出身地である紀伊半島のとある小さな町では、
小川も田んぼも無い海岸沿いの雑木林に、蛍が生息しています。

まさか海沿いに蛍がいるなんて誰も考えないのでしょう、
地元の人も知りませんし、誰も信じてくれません…。

　
実家から歩いて行ける所なので、
子供の頃は弟と妹を連れてよく見に行っていましたし、
今でも家族で見に行きます。

誰もが、
「蛍が海沿いに生息するわけがない」
と思っていることが幸いし、減少することも無く、
蛍たちは、ひっそりと生き続けています。

蛍のオススメスポットの探し方

川が綺麗な里山に行けば、案外、蛍は何処にでもいます。

うちの向かいには農薬を使用していない田んぼがあり、
庭までホタルたちが飛んで来ます。
日没後に散歩していると、蛍がついてくることもあります。

でも、近所の人たちは、そんな身近にいると思っていないのです。

「あそこの神社に行けば見れる」
「あの川にも蛍がいる」

と、いうことを一様に口にします。

また、蛍は強い光に弱い上、捕獲されるなどして減少傾向にあるので、蛍の保護のため、詳しい場所を公表しない地域もあります。
蛍の撮影に挑んでいるカメラマンたちも、場所については内緒にしています。

ネットで探せなくても、がっかりしないでください。
蛍スポットは、口コミで探すのが一番確実です。
意外と身近に隠れ蛍スポットがあるかもしれません！

こんなブログを発見しました！
ホタル鑑賞の穴場を紹介します！

また、「蛍の見える宿」
という特集を組んでいる旅行代理店もあり、
それを売りにしている旅館も多いので、検索してみてくださいね！

スポンサーリンク

蛍の撮影方法

携帯電話にカメラ機能が搭載され、何でも気軽に撮影し、ブログなどにリアルタイムでアップすることができる、便利な世の中になりました。

蛍を発見した嬉しさのあまり、
ついつい携帯電話で撮影したくなるのですが、
ちょっと待ってください！！

蛍は強い光を嫌います。
車のヘッドライトは勿論、カメラのフラッシュも懐中電灯、月明かりでさえも嫌います。

人工的な強い光は、蛍が減少する原因にもなります。

そして、携帯電話に搭載されたカメラ機能では、
残念ですが、蛍撮影は無理だとお考えください。
静止している蛍に大接近すれば、かろうじて蛍だと判る写真は撮れますが…。

蛍を撮影するには、
マニュアル設定できる一眼レフやコンパクトカメラが必須で、
三脚、リレーズ（リモコン）は最低限必要とお考えください。

そして、何より根気が必要です！
一枚の写真に30分は捧げる覚悟で挑んでください！

私の経験上、蛍の撮影はプロにお任せして、
目の前で優雅に舞う蛍を、心のカメラで撮影するのが一番かと思います。

こちらは、詳しい撮影方法について説明してくれているサイトです。
ホタル撮影マニュアル

蛍の鑑賞マナー

前述しました通り、蛍は強い光が苦手です。
ですので、車のヘッドライト、懐中電灯、携帯電話などはオフにしましょう。

大きな音も苦手です。
華麗に舞う蛍を見て歓声を上げたくなりますが、ぐっと我慢です！

蛍が生息している所は、蚊も多く生息しています。
しかし、蛍も虫ですから、虫除けスプレーの散布や蚊取り線香などは、絶対に使用しないでください。

タバコの煙も蛍に悪影響を与えます。禁煙をお願いします。

川岸は蛍の産卵場所でもあり、成長する大切な場所でもあります。
蛍を追いかけるなどして、踏み荒らさないようにしましょう。

蛍を捕獲してはいけません！
蛍の成虫は10日前後と短いのです。そっとしてあげてください。

当たり前のことですが、ゴミのポイ捨ては言語道断です！

おわりに

農薬や洗剤の使用で川が汚染され、年々蛍が減少しています。
蛍保護のための取り組みをしている地域もありますが、
蛍の生存には、鑑賞する人たちのマナーが大きく関与します。

また、近隣の民家の方にも迷惑がかからないよう、
細やかな心遣いをお願いしたいところです。

美しい蛍がいつまでも鑑賞できるよう、
マナーを守って蛍の舞を楽しみたいですね。