圧迫面接への対策!どんな例がある?採用に深く関係する?
2015/07/10
みなさんこんにちは ひなです!!
うちの息子、只今就活真っ只中。
なんとかどこかに引っかかってほしいと
願っておりますが・・・
なかなか難しいようです。
就活中の息子から私たち世代が
聞きなれない言葉を聞きました。
『圧迫面接』という言葉です。
就活中のお子さんをお持ちの方は
お子さんから聞いたことがあるかもしれません。
今回はこの圧迫面接について、
みなさんにご紹介しますね。
「圧迫面接とは?」
「圧迫面接への対策!どんな例がある?」
「採用に深く関係する?」
この3つのお題を取り上げます。
圧迫面接とは?
圧迫面接というのは、
面接官がわざと、面接に来た人が嫌がるような、
困るような質問をしプレッシャーをかけ、
その中でどんな受け答えができるか?確認する。
私達親世代からすると考えられないような面接ですが、
いま現在、こうした圧迫面接を行う企業が
とても多くなっているのです。
- 威圧的な態度を見せる
- 意地の悪い質問をする
- 相手が怒るような質問をする
など、これって面接官のいじめじゃないの?
と思うような面接なのです。
なぜ圧迫面接なんて行うのか?というと、
- 『現代の学生たちは精神力が弱い』
- 『困った時にどう機転を利かせられるか』
などを見るため、です。
社会に出ると理不尽なことで怒られるなんてしょっちゅうです。
学生時代にはなかった精神的負担がとても大きくなります。
学生時代、リーダーシップをとって頑張っていても、
仕事で失敗してものすごく落ち込んで
仕事なんてしたくないと思う方もいるでしょう。
そういった対人間とのストレス、
また出来事から受けるストレスに
対応できる人間かどうかを
見極めているのです。
圧迫面接への対策!どんな例がある?
一般的に多い圧迫面接
面接官がとにかく威圧的な態度をとり学生を圧倒します。
時に、この人、俺の話聞いてるの?と思うくらい
威圧的ですごく嫌な態度をとることもあります。
設問に何か答えても、
「そんなんじゃやっていけないよね」とか
「この成績何?よくこれでここを受けようって思ったね」
などまるで言葉の暴力を受けているに感じる学生も多いでしょう。
『一般的な圧迫面接対策』
まず、あまりにも威圧的だと感じたら、
そうでないかもしれませんが、
「これは圧迫面接だ」と考えましょう。
「この面接官は私を試すためにわざと威圧的態度をとっている」
と考えれば、設問についてどんなに罵倒されても
精神的に少し楽になります。
また素直に返答するのが一番かな?と思います。
例えば「この成績でよくうちを受けたね?」といわれたら、
「御社が人材を大切にする企業だと知り、人物を見てくれると確信したからです」とか、
「そんなんじゃやっていけないよね」といわれたら
「御社の素晴らしい先輩方を見習いこれからの自分を変えていきたいと強く思っています」とか。
受け答えに詰まってしまうと、
ストレスに弱い子、と思われるようです。
何を言われても、これは圧迫面接、対応することが必須!!と
頑張りましょう。
説教的圧迫面接
この場合、とても厄介です。
というのは、こうした説教的な圧迫面接の場合、
企業が面接官に「圧迫面接を行うように」という指令を出していないのに、面接官の性格ひとつでこうした意地の悪い面接を行うこともあるからです。
つまり、圧迫面接を実際に行うつもりではなく、
最初から学生をいじめよう、説教してやる
という気持ちを持った面接官だということです。
『説教的圧迫面接対応策!』
意地悪い面接官にあたった時、
圧迫面接なのかどうかは、自分にはわかりません。
ただ説教的なことを言いはじめて
こちらの話を聞かないという場合、
素直にそのお話を「聞いてあげましょう」。
結局このタイプの面接官は
社会に出ていない学生たちに、
社会人として「僕は偉い」「俺は社会人だぞ!」
ということを言いたいだけです。
途中、質問されることなく説教が始まったら
「はい」「はい」とうなずいておきましょう。
確かに先に社会に出ている分、人生経験は豊富かもしれません。
でもこれから社会に出て人生経験を積んでいくのは自分です。
これも「人生経験」
こういう人もいるんだなーというくらいに軽く受け止めておくべきです。
質問だらけの圧迫面接
とにかく次から次へと質問をぶつけてきます。
この場合、圧迫面接をするために行う場合と、
面接官の性格によるものと分かれてしまうため、
これも厄介です。
設問に対して、次から次にどんどん設問してきます。
例えば、
- 「どうしてそこで解決しなければと思ったの?」
- 「その解決策は正しいと思った?」
- 「もし違う答えだった場合、相手をどう納得させるつもりだったの?」
など、スピーディに設問が来るため、
機転を利かせて答えを考えなくてはなりません。
『設問圧迫面接』の対策
矢継ぎ早に設問をぶつけてくるのですから、
その言葉に対応する、ということにだけ集中しましょう。
いい言葉を並べよう、いい印象を受ける言葉を返そうなんて思っていると、言葉に詰まります。
ただこうした設問型の圧迫面接の場合、質問に筋が通っているはずです。
この企業に入るために何が必要だと考えているのかとか、
どうしてこの企業に入りたいと思ったのか?など、設問に筋が通っていれば、その設問を自分なりに「これは志望動機へのたくさんの質問」「企業を理解しているかの質問」と判断し、その設問に沿った答えを返していきます。
お友達や親、先生などと一緒に、
こうしたスピーディな設問型の面接訓練を
何度も受けておくと乗り越えることができますよ。
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採用に深く関係する?
どの企業も、圧迫面接を本当に企業として行っている場合、
採用に深く関係すると思っていていいでしょう。
圧迫面接を行っているつもりがなく、
ただ面接官が学生を圧迫するのが好き、
説教するのが好き、という場合でも、結局は、その面接担当官が、この子はしっかりこっちの話を聞いていた、この子は途中で「なんなの?」という顔になったなど、必ずその姿勢を見ているはずです。
つまり
『どんな圧迫面接も採用に深く関係する』
と、考えておく方がいいでしょう。
うちの息子の先輩にこういう経験があります。
A君の場合
文字通り威圧的な態度をとり
意地悪な設問をぶつけてくる圧迫面接でした。
全く企業面接とは関係ない設問ばかりで、
A君は「なんだこの企業の面接は!!」と
かなり頭にくる設問が多かったようです。
A君はあまりにもひどい圧迫面接だったため、
「失礼ですが、どうしてそのような質問をされるのか
理解できません。採用について関係のない質問
ばかりのような気がします」と
面接官に話したそうです。
それでも威圧的なひどい態度の面接官、
関係ない設問に「答えられないということ?」
なんて言ってくるので、A君は
「私は御社に対して素晴らしい企業だと考えてきました。
でもこのような面接を行う企業には就職したいと思いません。明らかに意地悪な質問です。
こうした設問は私の資質をしろうとする意図は読めません」
と食い下がったところ、面接官が
「これは圧迫面接です」と話したそうです。
でもA君としては
こんなに意地悪なことばかり言う面接を
雇用してほしくて頑張っている学生にしてくるなんて、こんな企業には就職できないと思い、
「面接官に対して学生はもともと恐怖を抱いています。
それなのにこういう面接を行う御社を
素晴らしい企業と感じません。
今回、私は辞退させていただきます」
と、面接会場から失礼したそうです。
数日して通知が届き、もちろん不合格だと思いきや、
なんと「合格」だったそうです。
もともと第一志望だった企業でしたが、
A君はこの企業に行くつもりが全くなくなり、
結局他の企業に就職したのです。
なぜ合格だったのか?と考えると、
「威圧的面接に臆することなく自分の考えを堂々と話した」
という点にあるかと考えられます。
でもA君のように、圧迫面接があまり行き過ぎていると、
就職意欲を失わせる結果にもなるのだと感じますね。
これは企業側としても、有能な人材を失うことに
なりかねないのではないか?と思います。
このA君の例を見ると、
意欲があること、これはもちろんあると感じるでしょう。
また自分の考えをしっかり述べることができるか
ということにも対応できていると思います。
質問への対処能力についても、圧迫面接特有の意味のない設問に対し、これは企業面接と何ら関係ないのではないか?と理解しながら自分の意見を述べているので、これにも対応できています。
圧迫面接を行う企業側としては、
この対応の良さ、意思の強さ、一貫性などを感じ、
採用となったのでしょう。
採用について圧迫面接は深く関係するといって
いいと思います。
ただ、企業によって圧迫面接の意図が
はっきりしていない場合もあり、
「どうすれば合格できたのか?」
いくら考えてもわからない場合も出てきます。
一つ言えることは
もし圧迫面接で不合格となってしまっても、
「決して落ち込むことはない」
ということです!!
最後に
圧迫面接を受けてA君のように
対応できる学生もいれば、
心に大きなショックを受けて、
次の面接が受けられないという学生もいます。
うちの息子がこうした圧迫面接にあっていると思うと、
親としてはとても心配になりますが、
『これも現代の面接』
ということを理解しないといけないのだなと感じます。
息子に一言言ったのは
もし圧迫面接にあって頭に来たりしても、
自分の意見だけはしっかり話をしてきなさいということです。
素直に質問に答え自分の意見をしっかり述べて、
それでも不合格とされるのならこれは理不尽であっても仕方がないことです。
だって!!!
どうしても面接は企業の方が絶対的立場ですから。
圧迫面接にあっても、
こういうもんだ、と受け止めることができるように、
まずは、圧迫面接という面接が多くなっているということ、
そして、対応できなくても、結果に結びつかなくても
「縁がなかったのだ」
と、割り切る力が必要なのだと
考えてほしいのです。
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